紙とセロテープで製本された本、閏年にしか本屋に並ばない本、お風呂の中で読める本など、わたしたちスタッフまでわくわくしてしまうような本づくりに挑戦されている出版社「さりげなく」さん。新しく届いたのは、なんと、ページを“やぶって”楽しむ絵本!
本をやぶる!?なんて、なんだか悪いことをしてしまうみたい…と少しの後ろめたさを感じつつも、ちょっとどきどきしてしまいます。
ページに空いた丸い穴をみつけたら、びりびりやぶってみてください。お寿司のネタ、オムライスのケチャップ、侍の刀…どんなかたちになるんだろう?下から何か出てくるのかな?わくわくする気持ちにまかせて、びりびり、びりびり。やぶってつくる絵本なら、正解も不正解も、絵の得意不得意も関係ありません。
思うまま存分に!そんな自由で純粋な楽しさじは、“つくる”ことの原点でした。そんな気持ちを思い出すことができて、何だか懐かしいような、嬉しいような。
お子様と一緒にでも、もちろん大人同士でも。贈り物にも大変おすすめの一冊です。(藤林)
<ご案内>
※やぶる紙を手作業で一枚ずつ貼り付けています。ときおりシワが生まれています。ご理解いただけると嬉しいです。限定2000部
出版社「さりげなく」
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京都・左京区の「花辺」を拠点に活動すつ、若き編集者・稲垣かのこさんが立ち上げた出版社。自由な発想からつくられる、コンセプチュアルな本にいつも驚かされてしまいます。