“閏年”にだけ現れる本・「渡り鳥」が4年の時を渡って再びやってきました。
初めて世に放たれたのは4年前の閏年・2020年。その年の当店書籍ランキングでは堂々の1位となり話題になりました。
青色の表紙をひらけば、冒頭に岩谷香穂さんの「見えないものと見えるもの」をテーマにしたエッセイ8ページ、そして残りは膨大な余白。4年間の思い出を書いても良いし、何も書かなくても良い。この余白にご自身の文章を綴られる方も多いことでしょう。閏年は、「季節と暦のズレを補正するために追加されるおまけの“一日”」。見えていないだけで、毎日うるう年の一部がいて…と岩谷さんは綴ります。見えないものにちょっと思いを馳せてみる。本書の余白はそんなきっかけにもなりそうです。
空押しの箔が施された美しい装丁は京都の印刷会社・修美社によるもの。
※青色には多少のばらつきがございます。
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