南インドの小さな出版社〈Tarabooks(タラブックス)〉。手漉きの紙、シルクスクリーンによる印刷、製本の細部に至るまで、すべて職人の手作業によって制作される絵本はまるで工芸品のように美しく、手にとる者を魅了します。
『インドのけもの(原題「Beasts of India」)』は、ゴンド族をはじめ、インド各地の少数民族のアーティストが、虎、鹿、象、蛇など、原生動物を描いた作品集です。民族によって、動物を観察する目、描き方も異なり、個性的な動物たちの姿を楽しむことができます。印刷の複雑さから本国でも増刷が長らくされていなかった本書。一枚の絵に7回の印刷が必要となったページもあったそうです。「夜の木」「猫が好き」などと同じく、タラを代表する一冊が待望の邦訳刊行です。 *こちらの作品は手刷りのため、増刷の際にタイトルをはじめとする細部の色が変更となり、写真と異なる場合がございます。事前にご了承ください。
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