福島第一原発事故のあとをどう生きたらよいか、編集グループSUREのメンバーと有志が集って座談会を設けたその実録です。このユニークでアイロニーあるタイトルのもと、環境社会評論家の中尾ハジメ氏を筆頭に、科学史家の山田慶兒氏、文芸評論家の加藤典洋氏などの発言者から、3.11以後を生きる我々のとるべき姿勢や負うべき使命への示唆が様々に示されます。原発の危うさ、核という不全技術、隠された真実…。それらをたずさえ乗り越えどこに進むべきか。震災によってもたらされた原発事故後の世界を生きるためのヒントがここにあります。
著者:中尾ハジメ / 出版社:編集グループSURE / 130mm × 188mm / 238P / ソフトカバー