商品名絵本のなかへ帰る 完全版

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税込 1,760
(税抜¥1,600

商品番号 b_pub_nat044

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31冊の大切な本

それはお父さんが読んでくれた、たくさんの日々の連なり。著者は、長野県茅野市の老舗本屋「今井書店」の店主・高村志保さん。 父が始めた「今井書店」、ここは五味さんというお宅の軒先にある三坪ほどの恐ろしく狭い本屋。隣は小さな美容室、もう少し先の角にケーキ屋さんがあったそう。志保さんは思い出し、語る幼少期に見た小さなスペースにぎっしり本が並んでいたことや、お店の奥から聞こえる家族の会話、随想は次第に絵本の記憶に入ります。端がほつれて薄くなるタオルケットを見つめ、思案する父と母の姿を思い出すのは別れの本「ジェインのもうふ」。そうしていつしか自ら母になりし、読み聞かせをする立場に。立ち止まって育まれた思いは優しさやまざなしの糧になって、また本に立ち返ります。

「おやすみなさいフランシス」、「こねこのピッチ」、「くろうまブランキ―」、「よあけ」、「てぶくろ」、「いちごばたけのちいさなおばあさん」などなど、美しき名作絵本の数々に、家族の記憶。本書は夏葉社のもうひとつの顔「岬書店」より1500部限定で刊行した『絵本のなかへ帰る』に、「さいごのゆうれい」、「鈴狐騒動変化城」、「オイモはときどきいなくなる」、「子どもに語るアジアの昔話」の4編を追加した完全版。
小さな頃の記憶とは、どうしていつまでも色褪せないものなのでしょう。何度も何度も、何度も立ち返って、自らを見つめてみたくなるような1冊です。

(原口)
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商品情報
著者高村志保
装画きくちちき
出版社夏葉社
サイズ130×180/192p/上製本

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