年老いた大きな雌猫について語るは村上春樹さん。「ぼく」が過ごした、年老いたおおきな雌猫との愛おしい時間について、エッセー調に綴られております。
魅力的な、年老いた大きな雌猫を描いたのは安西水丸さん。さわやかな色合いに、朧気でのんびりとした猫の姿がよき存在感を放ち、「村上朝日堂」でおなじみの贅沢なコラボレーション絵本です。
初出は1998年5月NUNOが刊行する『NUNO NUNO BOOKS』の中の「FUWA FUWA」より
単行本は翌月6月に講談社より刊行されました。こちらは2001年に刊行された文庫版です。