不安や戸惑いばかりの思春期の日々を、笑いと涙で綴った、さくらももこさんの自伝エッセーです。
中学生になり急に現実味が出た性への不安。小学生の時から変わらない男子への軽蔑。それまで一切興味の無かったおしゃれへの目覚め、一目惚れの初恋。
甘酸っぱい日々も、ももこ節炸裂のエピソードの数々に思わずふふっとしてしまいます。また、将来について考え、自身へ課した初めての挑戦、そして挫折…。
ほんの一瞬前まで存在しなかった閃きを、ひたむきにやり通す若き日のさくらさんには涙を誘われます。
挿絵もたっぷりです。また巻末付録として、さくらももこさんの「Q&A」が収録されています。