前作の『うれしいセーター』から３年。ニットデザイナー・三國万里子さんのあたらしい作品集です。演奏するように、遊ぶように、プレイするように、編まれた新作を16点収録。ジーンズにタックインして着られるようなアランのセーター「Jackie」、スパンコールがついた70年代のダンス衣装をニットに昇華した「butterfly」、ゴシックなテクスチャーとドクロ顔のケーブル模様がトレードマークの「obake」など、どれも三國さんらしいユニークなデザインです。また、本書では著者自らスタイリングも担当。モデルさん着用の洋服や小物類も、ほとんどが三國さんの私物を使われたのだそう。
16点の作品はすべて「編み図」も収録。編み方は基本の解説から、特に難しい編み方については動画の解説のQRコードも付いていて、はじめての方も安心です。写真は長野陽一さん。アートディレクションは有山達也さん。三國さんの本では『編みもの修学旅行』以来２回目のタッグになるお二人が担当されています。