与那国島に拠点を置く出版社「カディブックス」より。馬と会話し、コミュニケーションをとるための一冊『馬語手帖 ウマと話そう』、自身と馬との関係を見つめ直した『はしっこに、馬といる』に続く、あるいはその後ろにある三冊目の本が刊行されました。著者の河田桟さんが、与那国島で馬のカディと暮らしてからの10年のこと、夜明け前にともに過ごす静かな時間を言葉として綴った一冊です。習性としてあまり眠ることがない馬、暗闇の中で聴こえてくる息遣い、光、感覚を情感豊かに描きます。文庫本ほどの小さな本で、スリーブを外すと横開きの美しい造本が姿を現します。