第3号からリニューアルした『ぽかん』、早くも4号が登場です。書き手の数も増え内容の充実ぶりは前号以上で、小沢信男、山田稔、岩阪恵子ら10名の執筆者が作り出すその文章世界の豊かさはまぶしいばかり。静かに穏やかに、深く渋く、独特の味わいと光輝を放つこの文芸誌の魅力は、既に多くの人の知るところですが、今回また新たな宝を読者は発見できることでしょう。「ぼくの百」「のんしゃらん通信」など好評の付録的読み物も変わらず揃っており、読むこと書くことへの編集の情熱とこだわりがふんだんに見られる稀有な冊子です。書き手と編集者の理想的な関係が存在するこの『ぽかん』。これからの刊行も本当に楽しみです。
制作・発行:ぽかん編集部 / 150mm × 150mm / 64P / 中綴じ冊子