伊丹十三責任編集で話題を呼びながら、短命に終わった雑誌『モノンクル』(ぼくの伯父さん)の第2号。当時傾倒していたフロイトや岸田秀など精神分析からの影響が濃厚で、「いい女」特集ながら、巻頭からレイプされたときの処置や心理的反応のチェックシートではじまる過激な内容。糸井重里原作の「ペンギン劇画」、河村要介のイラストなど、ビジュアル要素も充実。1980年代の伊丹十三を知る上で貴重な資料です。全体的に経年による傷み、ヨレ。1部ページの端に小さなやぶれあり。
出版社:朝日出版社 / 205mm × 285mm / 148P / ソフトカバー / DG