吉祥寺のレストラン「諸国空想料理店Kuu Kuu」のシェフを経て、料理家、そして文筆家としても活躍する高山なおみさん待望のレシピ本。「朝食」「昼食」「夕食」「お客さんが来た時」…。神戸に引っ越し、ひとり暮らしをはじめてから生まれた「ひとり分のごはん」の自炊アイデア100通りをドキュメンタリー形式で紹介。少し残した焼きそばで作る使い回しレシピや、どうしても食べたくなったときに一人でこしらえるおでんのレシピ、ある日のお弁当、ある日のお昼ごはん…。写真と共に添えられたコメントから、高山さんの日々の暮らしぶりがうかがえます。スーパーで半額になったお弁当を買ったほうが安上がりなのに、なぜ自炊をするのか。その問いに答えを与えてくれます。ひとり暮らしの方もそうでない方も、肩肘張らない普段の献立を愛おしく感じる一冊です。