児童文学作家であり著述家の今江祥智による、肩肘はらない児童文学論。大人から子どもへ、子どもから大人へ、自在に目線を変えながら語られる物語や絵本の魅力。自身の体験や思い出もまじえながら、著者ならではの子どもの本の世界は独特の含蓄と軽やかさに満ちて、大人になった今だから楽しめる歓びがいっぱいです。装幀と挿絵には宇野亜喜良。経年のため若干の変色やシミ、函のすり切れ等がありますが、おおむね古書としては普通の状態です。
著者:今江祥智 / 出版社:理論社 / 130mm × 185mm / 302P / ソフトカバー(函装) / 1970年初版 / G