一般的な版画技法を超越し、新しい手法で独自の作品を開拓した版画家、加納光於。その版画家を初期から支持した詩人であり美術評論家の瀧口修造。本書は二人の緊密な関係から生まれた1978年発行の詩画集。デカルコマニーを利用したカラーエンコスティック連作30葉の図版は、凄まじい色の洪水と化して紙面に宿り、見る者を途方もない世界へと誘います。制作過程に呼応して書かれた瀧口修造の自筆の言葉とともに。箱入。
※表紙の四辺に黒ずみ、背表紙に5mmほどの凹み、経年劣化による紙のパサつきがございます。ご了承お願いいたします。
版画 (カラーリトグラフ2葉、カラーエンコスティック30葉) : 加納光於 / 著者 : 瀧口修造(手稿) / 装幀装本 : 加納光於 / 発行日 : 1978年8月15日 / 発行所 : 書肆山田 / 230mm x 180mm / 71p / ソフトカバー