1960年から62年にかけて、膨大な枚数に及び石元泰博が撮ったシカゴの人と街並み。そのなかから千枚ほどを紙やきし、写真家本人によって600枚に絞り込まれ、亀倉雄策と大辻清司によって更にその半分に厳選された。そのようにして膨大な時間をかけて制作された日本写真集史にのこる傑作が、この『シカゴ、シカゴ』です。亀倉雄策が手がけた端正なレイアウト、滝口修造による賛辞、そしてなによりもどのページをめくってもずっしりとインパクトのある写真一枚一枚、それぞれが輝いている名作です。函上部に欠けあり、写真をご参照下さい。本体中面ともに目立ったダメージなく良い状態です。
著者:石元泰博 / 290mm x 280mm / 220P / ハードカバー / 1969年発行 / DG