商品名めぐりながれるものの人類学

価格
税込 2,090
(税抜¥1,900

商品番号 b_stu194

  • 注文数量 
  • +
    -
お買い物かごに入れる お気に入り
著者は気鋭の文化人類学者・石井美保さん。タンザニア、ガーナ、インドへとフィールドワークをしている時、調査の記録として書き込まれる儀礼の手順、草花の名前、取材のメモとは別に、毎日つけていた日記、そういった学術的な記録とのあわいをいく生活のささやかな記録と研究について、ふと出会った光景を素描するように記された27編です。人間や社会についてさまざまな不思議がもつれあい、思考する中で一瞬の閃きのように出会う発見がタクトとなり、まるで世界が聞こえるかのよう。
この世のあらましに向けられるまっすぐで清らかなまなざしのひとつひとつが、いましめ告げることを孕み記憶に響き合う確かな波紋が心地よく響く随筆集です。(原口)

石井 美保(いしい・みほ)

文化人類学者。これまでタンザニア、ガーナ、インドで精霊祭祀や環境運動についての調査を行ってきた。2020年の夏、アジア・太平洋戦争で戦死した大叔父の遺した手紙を手にしたことから、戦争と家族史について調べ始める。主な著書に『環世界の人類学』(京都大学学術出版会)、『めぐりながれるものの人類学』、『たまふりの人類学』(ともに青土社)、『遠い声をさがして』(岩波書店)などがある。現在、京都大学人文科学研究所教授。このエッセイの挿画を描いている銅版画家のイシイアツコとは実の姉妹。
HP:石井美保研究室:https://www.mihoishiianthropology.com/

イシイ アツコ

銅版画家。フランス・ヴァンセンヌ市在住。1995年に渡仏、銅版画を始める。以降モントルイユ市、パリ20区、ヴァンセンヌ市などで銅版画制作を行う。1996年より、フランス、日本、メキシコ、香港、スウェーデン、ベルギー、アメリカなどでグループ展、1999年より、フランス、日本、ドイツ、オランダ、ベルギー、ニューカレドニア、台湾などで個展を開催する。フランス女性誌「BIBA」のイラストレーション、j'ai lu出版、l’ecole de loisir出版の文庫本カバー、ブランドisabel marantのTシャツイメージ、百貨店bon marche のグッズなど、コラボレーションも多数。

ラッピングOK
商品情報
著者文:石井美保/装画:イシイアツコ
発行青土社
サイズ124mm × 185mm
その他210p / ソフトカバー

関連商品