竹工藝分野で日本ではじめて人間国宝に認定された生野祥雲斎(しょうのしょううんさい)の自宅兼工房として建てられ、現在は竹芸家・生野徳三、寿子夫妻の私邸として大分県に建つ「此君亭(しくんてい)」。建築家・磯崎新をはじめ、柳宗悦、志村ふくみ、川端康成らたくさんの芸術家や文人が足を運ぶ桃源郷でもありました。本書は此君亭を5年にわたり撮り下ろした四季折々の珠玉の写真と、12ヶ月の禅語で語る、暮らしを慈しみ、手仕事から文化を形づくる日本人の姿勢と心を仔細に映し出したコラムを収載。季節の移ろいを感じられる庭、花、家の横顔…。普遍的な美しさを丁寧に切り取ることで多彩な感情を呼び起こす至高の一冊。全編英訳付き。京都市北区に位置する出版社・月虹舎文庫より刊行。(韓)
商品情報 |
文 / 写真 | 渡邊航 |
出版 | 月虹舎文庫 |
サイズ | 155mm × 225mm |
その他 | 267P / ソフトカバー |