商品名日々のふいうち

価格
税込 1,100
(税抜¥1,000

商品番号 b_lit_oth485

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誰かにとって余計で不必要なものが増えて、誰かにとって必要なものが増える。
そう考えるとなんだ、この世界だってまだまだ全然途中じゃないのよ。
完成するかもわからないものに向かって、意味のわからない時間を過ごしている。

こんなに少ししか入ってない飲み物で咽て、鼻からヤクルトを垂らしているけど別にいいか、と思う。
何でこんなにマイルドな飲み物なのに鼻から入ると痛くてたまらないんだという現実を生きている。
(本文より)

目にうつる景色から、ふと聞こえた声から、追憶と思索が重なり生まれる問答。つづいてゆく生活の中で幾度も出会う感情を反芻する。錯綜し、複雑に絡み合う糸を手元に手繰り寄せるように、輪郭をなぞるように深く考え、考えつづける。幼少期の思い出、児童館ボランティア、書店員として店に立つ日々のこと、家族、創作のこと。根を張って、ときにゆるんだり、か細くなったり、そうして生活を繰り返す。合間合間に挟まる印刷物の仕掛けも、うたた寝の合間にみる夢の断片のよう。率直で小さな内なる声をひとつひとつ編みゆく、ひとつの日記のようなエッセイ集。(韓)

【著者プロフィール】
輪佳(waca)
書店員をしながら、絵の制作も手がける。
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商品情報
著者輪佳
サイズ128mm × 182mm
その他78P / ソフトカバー

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