質素でも、楽しく働き、暮らしていたい。「国」など頼らず助けあい、気楽に生きる道はないものか?
自分たちの依って立つところ、生きる場所と術。単なる居場所さがしではない、生活と思想が共に有る場について様々な人との対話を重ねて、編集グループSUREが思考します。これまでの本づくりの道筋と根幹、関わってきた人々の記憶。「場所に根ざしたアナキズムを掘り起こす」という章もあるように、自ら生きる、自分たちでやってゆく、それには何ができるのか、どう進んでいけばいいのか。そういったテーマを仕事と日常によりそわせながら、複数の人々と語り合います。この語りの進行こそがSUREの真骨頂。共にその場にいるような心持ちで縦横な会話の中に入っていってください。
第1章 自分たちで生きていく場所をつくろう
瀧口夕美 討議参加 黒川創/中尾ハジメ/堀郁夫
第2章 「画廊」という根城を生家に築く
伏原納知子 聞き手 瀧口夕美
第3章 場所に根ざしたアナキズムを掘り起こす
黒川創 討論参加 瀧口夕美/中尾ハジメ/堀郁夫/北澤快太/郷田瑞昌
第4章 喫茶店「ほんやら洞」は、どう受け継いだか
黒川創 郷田瑞昌 とんぺい 中尾ハジメ