没後1年にあたる2001年に、故郷・愛媛で開催された真鍋博大回顧展。「イマジネーションの散歩道」と題して、その創造と空想に満ちた画業を振り返ります。画家として、商業イラストレーターとして、その近未来感、SF的発想、数々の斬新な装丁仕事、洗練された細い線の中に見る唯一無二の独創性。昭和の時代を駆け抜け、独自のイラストレーション世界を築き上げた生涯を俯瞰する、図録としても画集としても見応えのある一冊です。背表紙に若干の褪色あり、それ以外は特に目立つ難はありませんが、経年相応であることをご了承ください。