これをやれば「人間関係がうまくいく。」「自分磨きになる。」「稼げる。」
それは本当にコミニケーションなのだろうか?
自身の肯定感に繋がるものなのだろうか?
世の中に溢れるさまざまな”言い切り”は、どれだけ低いハードルであってもコントロールを原則としたものに変わりはなく、またそれに付随したフォローは限りない。できなかった事やうまくいかなかった事はすべて自分の責任となるロジックに囚われ、その過程でいつの間にか"自分の言葉"を無くし、また意識してしまうがあまり逆に言い淀んでしまったり、自分はダメだと対話を見失い、寂しい気持ちになっている人へ。自身の過去を反芻し、"聞くこと”、”話すこと”、そのコミニケーションについて思考しつづける尹雄大 (ユン・ウンデ)さんによる、対話や肯定の本質に立ちかえるような1冊。
(原口)