土地とのつながり、ものとのつながり、人とのつながり。それらによって形づくられた日々の営みの流路を丁寧に辿り、美しく切り取られた写真とレイアウトで紹介する本誌。今号の特集は「（私を生きる）服と装身具。」。

当店のご近所でもある京都市・左京区に、昨年新しくアトリエ兼店舗をオープンし、使い続けられる道具としての衣服の在り方を探る「MITTAN」の三谷武さん。着込めば着込むほど違った美しさが表れる天然染料に見せられ、染料の可能性を追い続ける「宝島染工」の大籠千春さん。そして当店でも毎年展示販売会を開催している「えみおわす」の阿部直樹さん・水田順子さんも登場します。吉備中央町に建てた家で、動物に囲まれ、農作物を育て、暮らしを大切にしながら服作りを続けるお二人。本書には私たちも知らない素敵な出会いのお話も綴られていました。
「（私を生きる）服と装身具」とは？特別な日、普段の日。自分が今、何気なく身に着けているものを選んだ理由を辿りたくなるような特集です。（藤林）