ぎゅっと詰め込まれているのは、第一線の活躍を続ける作家やアーティスト15名による描きおろし絵本のほか、たくさんの付録や遊び方。
例えば表紙裏にはスズキコージさんによる大迫力の絵と文字、そして大判ポスター。東樫さんのこん棒のお話のあとには、「こんぼうずかん」などといって、様々な棍棒コレクションの写真と作り方まで載っている。田中達也さんの「みたて」絵本のあとには、紙のつみきをつくることができる台紙が。当店ギャラリーでもおなじみ「いちろう」さんによる漫画はほっこりほかほか、くすりと笑えてやっぱりおいしそう。付録は及川賢治による別冊絵本と、同じサイズの白い絵本。こちらは自分だけのオリジナル絵本にしてみましょう。
ページをめくるうちに、いってみたい！うたってみたい！つくってみたい…！うん、「とにかく絵本が好きなんだ！」。
本書のコピーの文言そのものが詰め込まれたような、絵本を“体感する”新しいオムニバス雑誌、堂々誕生。
子どもひとりでも自由に読み進められるように、漢字にはルビがふってあり、やさしい日本語で解説されています。（藤林）
目次
【絵本】
あさがきた 荒井良二
こんぼうバアアアン 東 樫・nakaban
ランちゃんとふしぎなかがみ 長澤 星
わたしの馬たち モルテザー・ザーヘディ・堀川理万子・愛甲恵子
しろくまひぐま、ときどきパンダ 中村 愛
ワワワ〜ムくん 加藤休ミ
きょうはやまに 柴田聡子・ハダタカヒト
太郎の日常茶飯 いちろう ほか
【作家の海（記事・連動ページ）】
東 樫 たのしい！ さいきょう!? こんぼうずかん／つくってみよう！ おりがみこんぼう
nakaban インタビュー さわる
長澤 星 ちいさいランちゃんたちのひみつ／ランちゃんえかきうた／ヘアアレンジ
石黒亜矢子 ふろくであそぼう！ ＵＭＡおめんタッツェルブルム
モルテザー・ザーヘディ・堀川理万子・愛甲恵子 きみだけの馬をはしらせよう
中村 愛 インタビュー しろくまのはなし
及川賢治 ふろくとあそぼう！ △□〇ちょこんとおすわりおりがみ／△□4コマ
加藤休ミ ワワワ〜ムくん 4コマ劇場
ハダタカヒト べんとう うめぇ〜
柴田聡子 きょうは、山のぼり
いちろう 日常のなかから〜アイデアをさがしてみよう〜 ほか
【編集者の海】
土井章史×筒井大介 対談 絵本の来し方行く末
別冊ふろく
�ゝ收邯�治 オリジナル絵本 「おはよう」
�⊆�分だけの絵本がつくれる「しろい絵本」
さがるまーたができるまで
誌名「さがるまーた」は、エベレストのネパール語名で、直訳すると「海の頭」を意味します。作家の深い創作の海から、長い時間をかけて生まれる「頭」＝作品の姿を山になぞらえ、それぞれの最高峰を一冊のなかに、山脈のようにつらねるような気持ちでまとめています。（出版社HPより）
