「暮しの手帖」16〜20号までの5冊を揃いで。戦後の暮しをどう生きてゆくか、特に女性の生活においてそのひとつの指標となるべく産声をあげた雑誌の創成期の頃、その姿にしっかりと触れられる貴重なセット。いずれも花森安治による表紙デザインの素晴らしさが堪能できます。そしてこちらのセットは専用の「合本用秩」入りとなります。創刊からある程度経った頃にそれ以前の号はもう増刷しないと決め、バックナンバーの保存用として当時100円で売り出されたという布張りのしっかりとした秩。この書物専用のケースが古びた雑誌を大切に守ってきました。その時代の香りもともにお楽しみください。5冊セット専用の秩となります。
*本誌には、やはり経年相応のシミ・変色などのイタミが見られます。開いて楽しむことはまだまだできるかと思いますが、お取り扱いには十分ご注意ください。綴じはしっかりしているものと、やや脆くなっているものとが混ざっております。若干の背の破れなどありましてもご理解いただけますと幸いです。秩自体もしっかりとはしていますが、中面のくすみ、シミがございましてもどうぞご理解くださいませ。以上をご了解の上、ご注文頂きますようお願いいたします。
<内容の一部>
16号:笠信太郎「星の世界を眺めるように」、笠置シヅ子「えい子はえゝこ」、清水一「家のある風景」ほか
17号:駒田栄「女ひとりで解決したアパートずまい」、柳悦孝「縞帳」、中谷宇吉郎「社交税」ほか
18号:里見_「手前味噌」、志賀直哉「書簡」、網野菊「暖房」ほか
19号:田中千代「借家を工夫して」、吉野源三郎「東京の屋根の下」、中勘助「服織」ほか
20号:日夏耿之介「乱世の味」、野村胡堂「無手勝流」、高橋静「子と仕事と暮しと」ほか