商品名FROM "BLAUE HORSE" TILL NOW DAYS 1965-2022 by Boris Mikhailov

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税込 11,000
(税抜¥10,000

商品番号 b_vis_pho320

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2023年春のKYOTOGRAPHIE出展作家としても記憶に新しい、ウクライナ人写真家ボリス・ミハイロフの作品集。本書はパリMEP(ヨーロッパ写真美術館)で展示された大規模な回顧展に際して出版され、ミハイロフの過去57年間にわたるプロジェクトのうち、27件がまとめられています。

東ヨーロッパで最も影響力を持つ現代アーティストの一人である作者は、50年以上かけ社会的、政治的なテーマを探求し、実験的な写真作品を生み出してきました。彼の活動には、ドキュメンタリー写真、概念的な作品、絵画、パフォーマンスなどが含まれます。 1960 年代以来、彼はソビエト連邦の崩壊とその解体に伴うウクライナの激動の変化を、記録として刻むように作品に表し続けています。
60年代後期から70年代初頭にかけて制作された『Yesterday's Sandwich』。2枚のスライドフィルムがミスによって重なり合ってしまったことで、明確な意図と偶然性が編み出す世界に魅了されたミハイロフは、都市の風景や軍事パレード、女性のヌードなどが、美しくも奇妙に組まれた作品を数多く制作。その詩的な対比が、社会主義体制の抑圧された環境が人々に与える影響を浮き彫りにする作品でもありました。

カテゴリー化を拒むような深淵な作品群を通して、ミハイロフは既存の視覚コードを不安定なものと化させます。技術、構成、手法がそれぞれ全く異なる数々のシリーズの中で、作者特有の表現言語を考案し、作者が生きる時代における厳しい社会の現実と不条理を、作品をもって証言しているのです。

妻のヴィタ・ミハイロフ(Vita Mikhailov)によるコラボレーションによってデザイン・編集された本書は、作者の技法と哲学を物語るべく、各プロジェクトにまつわるユニークな見識を掲載。付属の小冊子には、「ヨーロッパ写真美術館」館長のサイモン・ベイカー(Simon Baker)、先述した展覧会のキュレーター、ローリー・ハーウィッツ(Laurie Hurwitz)、そして作者の親しい友人でもあるアーティスト、リー・レーダレ(Leigh Ledare)が寄稿したテキストを収録。作品シリーズ「Viscidity」と「Unfinished Dissertation」の翻訳も掲載しています。
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商品情報
発行MOREL
サイズ170mm x 240mm
その他ソフトカバー/576p・付属テキスト 64p/英・仏文

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