京都・東山にある小さな土間のアトリエで、染色家・野村春花さんが手掛ける草木染めのブランド「haru nomura」。この度、当店オリジナルグッズとしてブックカバーの製作をお願いしました。
素材に選んだのは、柿渋染めの和紙。幾重にも染め重ねることで強度と耐久性が生まれ、樹皮や使い込んだ革のような風合いに。塗り重ねる回数や柿渋の種類、媒染により、色や質感の異なる仕上がりの和紙を縫い合わせ、まるで一点もののアートピースのようなブックカバーが誕生しました。
読書の最中に裏表紙が外れないよう取り付けられたベルトや、外出時にかばんの中で開くのを防ぐゴム紐。丈夫なリネンの裏地など、使い心地のよさにもとことんこだわりました。カバー見返しには、タイベックのタグ。裏表紙、そして余った和紙から生まれたというしおりにはコラボレーションの証のスタンプが。
私たちの要望を細やかに汲みとりながら、持ち運ぶ喜びと実用性の詰まった想像を越える素敵なアイテムへと仕立ててくださいました。
和紙やリネン、書籍の紙、染料の柿渋、元を辿ればすべて植物。徐々に柔らかくしなやかに、手にしっくりと馴染みます。育てるように変化していくさまもぜひお楽しみください。
みなさまの日々の読書のよき相棒として、長くご愛用いただけると嬉しいです。
※柿渋染めのため、色移りする可能性がございます。草木染めの特性としてご理解いただけますと幸いです。
【ご購入に際して】
ご利用のブラウザ・モニター環境により、実物のお色と違いが出る場合がございます。予めご了承ください。
(岡本)
こちらの商品は少量数入荷につき、おひとり様1点までのご購入に限らせていただきます。数に限りのある手仕事の品ですので、転売を目的としたご購入が疑われる際はご注文をお断りする場合がございます。