詩人・谷川俊太郎さんと画家・junaidaさんが、往復書簡のように言葉と絵を交わして編んだという一冊。
「わたし」がでかける先は、怪しい目をしたピラミッドがそびえる王国、きのこと時計を沢山生やしたツリーハウスのような国…とにかく「わたし」が行きたいところ。
場所や時間の境界はなくなって、それでも世界と世界は確実につながりを持ちながら、絵本の中でどこまでも広がります。土星の輪っかを駆け抜けて家路につくと「わたしの おうち」は「みんなの おうち」に。
易しくて印象深い言葉と、まるで画集のような絵が響きあった見ごたえたっぷりの絵本。
(藤林)
※サイン本は完売いたしました。