文筆家・木村衣有子さんによる、異国の食文化を22冊の本と雑誌で辿りゆくエッセイ本。
『本の雑誌』年末恒例増刷号の誌内にある「私の文庫ベスト3」で『ロシア文学の食卓』を紹介し、再び読み返していくうちに抱いたもどかしさと膨大な熱量。未踏の地で親しまれる料理にまつわる記述を読み、思いを馳せ、実際に口に運んでみたりもする。日本でも知られる数々の料理の背景にあるストーリーと、たびたび混じり合う木村さんの記憶と好奇心が心地よく並びます。知らないことを探究し、追いかけていくその豊さとしずかなパワーが光る一冊です。(韓)
【目次】
・ピロシキと私
・汁物、羊肉、スメタナ
『ロシア文学の食卓』 『犬が星見た ロシア旅行』 『亡命ロシア料理』
・『ロシアのチョコレート包み紙 ソ連時代のかわいいデザイン』
・ロシアケーキの話 館山中村屋
・耽読!『インドカレー伝』
ビリヤニと私 『インドカレー伝』 『フィッシュ・アンド・チップスの歴史』 カレーはスプーン / ライスカレーとルウの時代
・『日本のインド・ネパール料理店』
商品情報 |
著者 | 木村衣有子 |
発行 | はるあきクラブ |
サイズ | 105mm × 148mm |
その他 | 72P / ソフトカバー |