1935年、ロンドン発の出版社ペンギンブックス。本書はその草創期、ドイツの出版社「インゼルブックス」をモデルに刊行された「キングペンギンブックス」シリーズの中の1冊。洗練されたデザインと専門的なテキスト、テーマや装丁の上質な造りによるこちらのシリーズは1940年〜1960頃までの間に76タイトルまで出版されました。
さて、本書はそのキングペンギンブックスシリーズ NO.16「アーティストとしての子供」
少し前までは考えられなかったことなのでしょう、子供がアーティストなんて?
ギリシャの3つの理想「善・真・美」を「芸術」と同一に語ることに疑問投げかけ、芸術を「美」という言葉の使用は適切であるものなのか、また「美」その扱いの難しさを問います。こういった文章は終始著名な作家や権威者の言葉を借りて伝え描いています。
また、4歳〜16歳までの非常に豊かな感性をもったさまざまな子供たちの絵をモノクロ・カラー合わせ多数掲載。
感性豊かな作品たちは、是非お手に取ってじっくりお楽しみくださいませ。
経年劣化によるヤケ・傷等のダメージがあります。※保護の為、取り外し可能な透明のカバーを付け管理しております。
(原口)