当店でもたくさんの方に読まれてきたエッセイ集『26歳計画』でお馴染み、椋本湧也さんより新たな書簡集が届きました。
本書に収録されているのは、世界22ヵ国で暮らす30名の日本人が手紙に綴るコロナ時代の生活をめぐる手紙たち。ヘルシンキのデザイナー、ケープタウンの庭師、デリーの外交官からチリのお母さんまで。変わりゆく生活様式と、順応していかねばならない心細さ、すっかりくたびれながらも続いていく暮らしのこと。些細な機微を捉えた等身大の記録が大切におさめられた一冊です。ブックデザインは、前作と同じく脇田あすかさん。
巻末には、この本を読んだ方がここ数年間の記録を綴り返信を送るという、書き手と読み手をつなぐ参加型企画も。初版1300部限定。