主婦の友レディースブック「きょうのおかず」シリーズから。「毎日のおかずの中での肉の位置は、ここ数年の間にも高まる一方です…」「野菜は栄養的に見て、肉や魚の四、五倍必要なもの。美容にも欠かせません…」「このごろの若い人は、魚のおかずを歓迎しないとよく言います…」と、冒頭にそれぞれ述べられる挨拶の辞もどこか時代を感じさせる昭和の料理書を3冊セットで。各巻とも多彩な食材を利用した100をゆうに超えるメニュー数を紹介。これを順に作っていけば献立に困ることもないはず…そううまくはいきませんが、昭和の主婦の参考に大いになったであろうレシピ集は今見てもしっかりした基礎と新鮮なレイアウトで目を楽しませてくれます。カラーとモノクロ両方の構成ですが、懐かしいデザインやテーブルセッティングなど見どころも多く、ハンディな中に昭和料理書の魅力が詰まった3冊です。見た目の劣化はさほどではありませんが、経年による古書特有のくたびれや、ページが開きやすくなっている箇所などは事前にご了承ください。