「えに したくなることって なんですか?」
「しっぱいを りよう できますか?」
「じぶんの えを どうかんじますか?」
「はんたいに すると なにが みえますか?」
「わくわく したのは なぜですか?」
『ずこうことばでかんがえる』に続くシリーズ2冊目。こちらは短い質問に「ずこうことば」で答えながら考えることで、自分の世界を広げる創作・発想のヒント集です。
「ずこうことば」とは、著者きだにやすのりさんがつくった言葉。「じぶんの からだの なかを とおって いちどは そのことを たいけんした そういう ことば」、つまり普段聞きなれない言葉であったとしても、一度体験をしていることなので何となく体で理解できる言葉、という意味です。
ひらがなばかりで易しいようにも見えますが、中には時間の経過とともに自分の思考から離れてしまっていた言葉もあるのではないでしょうか。それを自分の内側から取り戻す過程で、意外な所から気づきを得ることもあるかもしれません。質問の後には一般的な解説ではなく著者自身の回答が書かれており、自分の考えと見比べることもできます。前作『ずこうことばでかんがえる』とあわせて、おとなの方にこそ是非読んでいただきたい一冊です。