いま、ここにいたい人と手をつなぐ。
編集者・ライター・キュレーターである林央子が、ファッションとアートを軸に紡ぎ出す個人雑誌『here and there』。
2002年の創刊から約2年ぶりの刊行となるvo.15は、林央子がコロナ禍と2年間のイギリス留学を経て<belonging/居場所・帰属意識>をテーマに編集したもの。
創刊号に登場し、20年ぶりにRun Collectionを再始動させたスーザン・チャンチオロ。イギリスと日本を行き来しながらアート・出版・園芸などからつくることに向き合うジョアンナ・タガダ・ホフベック。『途中でやめる』デザイナーの山下陽光。フランス南西部の村で、あらたな空間を得てギャラリーをはじめる『Purple』マガジン創始者のエレン・フライス。山口、千葉、パリなど、その時々に住まう場所に影響を受けながら作品を作る現代美術作家、志村信裕。『HIGH(er)magazine』の若き編集長haruなど、
領域横断的に活動するアーティストと、林央子の「対話」を基調として、紙面が展開してゆきます。私的な交流の時間のなかに、私たちが今を生きるための指針やトキメキが散りばめられた鮮やかな一冊。
デザインを尾中俊介。日英バイリンガル表記。付録として、マーク・ボスウィックの写真と詩によるB4サイズのポスター、ステッカー2枚付。