魔女にとってはまだまだ新米、127才の小さな魔女が主人公。ワルプルギスの夜に、一人前の魔女として踊りたくて、毎日6時間も練習しているけれど、魔法の腕はまだまだ。
魔女のおかしらからの試練で、いい魔女になろうとカラスの相棒アブラクサスに促され、ひとに親切にしたり、動物を大切にしたりして魔法の腕を磨いていくのですが…。
素朴な明るさをもつ元気で小さい魔女にすっかり夢中に。
暖かく、愛嬌たっぷりの訳は、『長くつ下のピッピ』など数々の名作絵本や児童文学の翻訳を手がける大塚 勇三さん。(原口)
ドイツ優良児童図書賞