このこはいまともだちを
まっているところ
まっていて もっと
まっているの
1人の小さな子どもが草原に、花を手もちに立っています。
さあ、これからどんな出会いがあるのでしょう。しかし、この子は「主人公」ではありません。
次のページには2人の男の子が出てきます。はしったり飛んだり、トーストをびしゃびしゃにしたり。「ぼく」の目線で、かれとのことが絵と共に一節、一節進んでいきます。
そんなぼくがとおくに行くとき、かれはプレゼントをくれます。それはリボンのついた特別なプレゼント。特別を贈るかれと、受けとったぼくのもっと特別な気持ち。
さて次のページには、まいごのうまの夢。それからきもちがうまく表現できない子について、6人のおともだちのてんやわんや、大好きなおともだちとふたごになりたいなどなど、
詩集のように、誰かとお話しているみたいに、劇、といった様々な手法と、リラックスした発想で、自分と誰かを同じ目線で見つめてみようということが表現されています。
誰かに優しくすることは、自分を大切におもうことと同じなのかもしれません。(原口)
商品情報 |
著者 | 著 : ルース・クラウス / 絵 : モーリス・センダック / 訳 : 江國香織 / 装丁 : 名久井直子 |
発行 | 偕成社 |
サイズ | 240mm×200mm/40P |
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