「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」公式図録。
惚れ惚れするような豊穣な色彩、時空を超越した世界観の奥行き、あらゆる発想の混沌と調和、折り重なるイメージの躍動的な展開、そしてどこかしらに漂う輪廻の気配…。1963年「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏と「観光芸術研究所」を結成。「タイガー立石」のペンネームで65年からは漫画も描きはじめ、ミラノに移住を経て帰国し、56歳という若さでこの世を去った氏。油彩画、漫画、絵本、陶彫による立体作品まで、約250点の作品・資料が網羅されています。巻末の論考や作品解説まで見応えたっぷりの一冊。月刊誌「こどものとも」にて復刊した傑作絵本『
とらのゆめ』とともに、是非その世界をご堪能ください。