楽しみにしていたいもほり遠足の日に、雨が降ったところからお話がはじまります。みんなとても楽しみにしていたいもほり。でもだいじょうぶ。おいもは寝るとおおきくなるんだよ。それからは子どもたちの発想の番です。ページをめくる手、一枚一枚に驚きがあります。作者である赤羽末吉の輪郭をなぞった様な子どもたちの絵も素晴らしく、子どもたちの自由な発想に寄り添い動いています。言葉のリズムも心地よく、心もわくわくドキドキ。そんな気づきやユーモアいっぱいの愛らしい本です。4才から大きな大人まで皆様に楽しんでいただきたい一冊です。(原口)