自分で育てた野菜を収穫し、食べることは家庭菜園の醍醐味。こちらはそれぞれの暮らしや環境に合わせて自然に親しむ方法やアイデアを、植物への愛情たっぷりに紹介する一冊です。
広い庭でなくても小さな庭やベランダ、キッチンで。鉢やコンテナの代わりには缶や木箱を。時には種や苗を買わず、野菜の切れ端や食べたあとの種で。自然の循環を感じられるサスティナブルな庭作りからキッチンガーデンまで幅広く、特別な道具がなくても身の回りにあるものをうまく活用して手軽にはじめられるヒントがたくさん詰まっています。著者が10年に渡って実践した中から育てて楽しく、食べて美味しい、よりすぐりの88種を紹介。野菜やハーブ、果樹、花、雑草・野草と分かりやすく章立てられ、種まきや植え付けの時期、育てる場所、育てやすさがひと目で分かるようになっているのもうれしい。おすすめの食べ方やレシピも必見です。
WEBサイトでの連載をもとに大幅に加筆・修正、再構成された本書。音楽家として活躍する著者の、植物と暮らしへの愛おしいまなざしに満ちています。(岡本)