障害を持った子どもたちのための療護施設「ねむの木学園」。そこに集う子どもたちが描く絵の独特の世界、鮮やかな色、澄み切った朗らかさには人を惹きつける力があります。それらを集め展示を行った創設者の宮城まり子と協力者の谷内六郎。本書は、この二人の感性と子どもたちの心が呼応しあって生まれた無二の画集です。第二、第三と続くこの作品集シリーズの第一弾。谷内六郎が「世界児童画史上の『奇跡』」と呼ぶ子どもたちの表現をお楽しみください。表紙を手がけた宮城まり子自身の素朴なタッチも本当に清らかで美しい。ダストジャケットに若干のシミあり、それ以外は経年によるくたびれはありますが概ね古書として標準的な状態かと思われます。