ドッグ・イヤー、積ん読、ななめ読み、本の虫…、その国の人々と、読書とともに育まれ、親しまれてきた言葉たち。こちらは、世界中の「本」にまつわる言葉を紹介したアンソロジーブックです。英語、日本語だけではなく、韓国語、ロシア語、アラビア語など、多くの人にとっては馴染みのない言語も収録されています。
それぞれの言葉に添えられた小説やエッセイは、著者代表の藤井光はじめ、温又柔、斎藤真理子、中村菜穂、藤野香織、松田青子、宮下遼ら、翻訳や創作の場で活躍する注目の書き手たちによる書き下ろし。全ページを彩るイラストは、本の装画、「MONKEY」などの文芸誌、「カート・ヴォネガット全短篇」各巻の表紙など、文学と数多く共演してきた、漫画家、イラストレーター、長崎訓子が手掛けます。言葉から、読書の楽しみを。