おなかを出して寝ていたら風邪ひくよ、ほら言ったとおり…。体が冷えるとどうして風邪をひくのか、体を鍛えるとどういうことが起こるのか、その人体の仕組みを堀内誠一の絵に乗せて、毛利子来がやさしくひもときます。この二人の才能が組み合わさった、こちらも「かがくのとも」初期の名作。少年の体を軸に描かれた鮮やかな挿絵に目を奪われます。風邪をひかない強い体に子どもを導く一冊。本書は過去に単行本化や復刊もされていますが、こちらが初出の形となります。経年並のくたびれはありますが、読む分には問題なく雑誌絵本古書として標準的な状態です。
*本作は現在はどの版も入手不可となります。