「メリーゴーランド京都店」の店長・鈴木潤さんが綴る絵本との日々。四日市の絵本専門店メリーゴーランドで育ったという、これまた四日市生まれの鈴木さんが京都にやってきて、お店をまかされ、結婚し母となり…そんな生活の中にはいつも当たり前のように絵本がありました。京都暮らしの日記とともに様々な絵本をからめて紹介する本書は、単なる絵本のガイドブックではなく、一人の女性の暮らしの中に根づいた絵本という大きくも尊いものの存在を鮮やかに照らし出し、柔らかく読者に提示する、独特のスタイルをとっています。店に立ちつつ、伴侶と子どもたちに囲まれながら、鈴木さんが日々接してきた絵本をまっすぐに開いて見せた心地よい一冊。優しい文体の日記もあいまって、絵本と向き合ってきた鈴木さんならではの不思議な力を持った本でもあります。子育て中の絵本選びのヒントにはもちろん、小さな頃の自分にももう一度読んであげたい気持ちにもなるかもしれません。素敵な装画と本文イラストは西淑さん。
商品情報 |
著者 | 鈴木潤 |
出版社 | アノニマスタジオ |
サイズ | 130mm × 190mm |
ページ数 | 192P |
その他 | ソフトカバー |