串田孫一による、絵とことばが綴られた絵はがき集です。絵もさることながら、副題に「山の詩画集/小さな絵物語」とあるように、その言葉にも重きがおかれ、この人ならではの哲学と世界が一枚のはがきの中にも広がります。はがきは少し大きめサイズ、40葉つづられており、リング綴じとなっています。未使用の状態ですので、本として保存するもよし、実際に使うもよし、様々な楽しみ方ができるでしょう。こちらは63年刊行の第一版。扉部分に作者自身が贈り主に宛てた献呈の言葉が直筆で書かれています。ケース入り。ケースは全体的に変色あるいは褪色がみられます。本体にも全体的に経年並みのくたびれはありますが、目立つダメージは少なく、古書として標準的な状態です。事前にご了承下さい。