表紙の惹句にもあるように、アメリカに住む115の職業、133人の実在の人々がそれぞれの話し言葉でそれぞれの職業について語ったドキュメント。700ページを超えるヴォリュームで、弁護士、ドアマン、クレーン運転手、はてまたバーのピアニストまで、さまざまな職に就く人々の仕事に対する言葉を通して、アメリカを、そして人生を浮かび上がらせていきます。インパクトのある表紙は平野甲賀のデザイン。じっくりと読み込むもよし、あるいはふらりと本棚から取り出し、職業からひとつ選び、気軽に読むのもよし。ともかく歯ごたえのある一冊です。天、小口にシミ、見返し数センチイタミがあります。古書として普通の状態。