「おさらはおもった ぼくはなんてまるいんだろう ぼくはせかいいちまるいんだ」…。そういったお皿はぱりんと割れてまるのおうさまではなくなった。そこから先は、まるのパレード。レコードにタイヤ、トンビの描いた輪、宇宙、禅の世界まで、世界中にあふれる「まる」を紹介。谷川俊太郎と粟津潔コンビが思う存分クリエイティビティを発揮した、初期『かがくのとも』を代表するアヴァンギャルドな傑作です。近年、傑作選での再刊もされていますが、やはり初出の形で手にし、その製本や触感を確かめられるのも素晴らしいのではないでしょうか。経年相応にところどころにスレや若干の折れあとあり、その他くたびれやホチキスの錆などもあり。詳細写真は参考画像となりますが目立った差異はございません。事前にどうぞご了承ください。