商品名ずっとお城で暮らしてる

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税込 713
(税抜¥660

商品番号 b_lad008

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『山荘綺談』などの恐怖小説で知られる女流作家シャーリィ・ジャクスンが、少女を主体にして描いた怖い怖いお話。アメリカのどことも知れない村はずれの館に暮らす二人の姉妹。村人から隔絶した生活を送る彼女たちには、忌まわしい記憶と恐ろしい体験と、村人への憎しみが常につきまとっていました…やがて物語は、その館を舞台に様々な事件と悪の要素をはらんで破滅的な終末へと進んでゆきますが、それを語るのは主人公の一人の少女。彼女の目線を通して、人間の愚かさ、悪意、欺瞞などを少しずつベールをはぐように見せてゆく過程、それこそが恐ろしく、それらが女の子の思考で描かれているため、なお一層の美しさと危うさを秘めているようにも思われます。読み終わる頃には、何が真実で誰が正しくてどうしてこの世はこんなに醜くて、でも美しいのだろう、と様々な思いが去来する事でしょう。そしてその思いを媒介してくれる存在は、やはり「少女」でなくてはならなかったはず。特に、彼女の持つ独特の、一人遊び的な「少女の文法」とも言えるモノローグの描写が切ないほど素晴らしい。合田ノブヨによるメランコリックな装幀も目をひく本書は、「魔女」と呼ばれた作家の本領があますところなく発揮されたアメリカン・ゴシックの傑作であり、少女小説の異色作でもあります。

商品情報

著者:シャーリィ・ジャクスン / 出版社:出版社:創元推理文庫 / 105mm x 150mm / 254P / ソフトカバー

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