商品名(30)リカちゃんハウスの博覧会

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税込 3,520
(税抜¥3,200

商品番号 l_24oldbook30

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1967年の発売以来、時代の様相や生活様式への再現と憧れを形にしてきたリカちゃん人形。なんと2024年現在で55周年。日本の人形文化史上、前人未到の領域といっても過言ではないのでしょうか。本書は1989年に、LIXIL出版より発行され、リカちゃん人形という存在とドールハウスを軸に、日本人の居住空間ヘの夢を語りまとめた1冊です。
建築家・隈研吾や建築史家・藤森照信など有識者による鼎談や寄稿文も大変興味深く、少女人形という文化、とりわけドール・ハウスによるマイホーム・ドリームへの見識、変遷を残す貴重なものではないでしょうか。またなんといってもビジュアルの豊かさは本書の1番の魅力です。ドールハウスはカラーで掲載、実際の建築様式の資料としてモノクロの口絵も豊富に、当時のリカちゃん人形関連のセールス・カタログの一部や他類似商品、表なども。絶えず少女として「かわいい」文化の中心にアクセスするその存在、手のひらに収まるお人形さんだったリカちゃんが、いつしかファミリーとしての人形へと発展した経緯について、実にまじめに忖度なしに多角的にまとめた1冊です。建築や少女文化について興味のある方へ特におすすめいたします。(原口)

目次
リカちゃんとリカちゃんハウス 増渕宗一
[写真構成]リカちゃんハウスの博覧会 増渕宗一 写真=伊奈英次
[座談会]リカちゃんハウス変遷史──ロマンティシズムとリアリズムの断層 藤森照信×石山修武×増渕宗一
「家」の産業化とリカちゃんハウス 布野修司
リカちゃんハウスのキッチン革命 高橋公子
リカちゃんハウスを変えた脇役達 編集部
リカちゃんハウスの秘密──それは「家」の模型をはるかに越える 黒沢隆
プレハブ、ステイタスの住宅? 隈研吾
「やっぱり、おうちがなくっちゃね!」リカちゃんちと、みんなのおうち 編集部
父親がいなかった家 大塚英志
リカちゃん世代の夢と模倣の日々 及川久美子
遊びつつしつけられるドールズ・ハウス 延藤安弘
リカ・カルチャー・シンドローム 本田和子
ラッピングOK
商品情報
発行LIXIL出版
監修増渕宗一
サイズ210mm × 205mm / 84p / ソフトカバー
状態色褪せ、傷、スレなど多少痛みがございます。

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