洗濯機やソファ、化粧品にレコードに自動車、傘やおもちゃにハロウィンの仮装用衣装まで、生活するうえでわたしたちが当たり前に使っている物は、環境にどんな負荷を与えているのだろう。100以上の品物を取り上げた本書は、身の回りの物の「使い方」をどのように変えれば、よりサステイナブルな選択をすることができるかを個別に紹介しています。環境問題への意識をより明確にするには、何気なく使っている「物」をよく知り観察すること。普段の生活に照らしあわせ小さなアクションを繰りかえすうちに、「物」と私たちの関係は健康的で、より親密に、環境に優しい選択を伴ったものとなっていることでしょう。項目ごとに2〜4ページの記事にまとまっているため気になる項目から読み進めることができ、コラムページでは環境問題に対する世界での取り組みなども紹介し、地球環境のことを日々に重ねて生活するためのインスピレーションが自然に生まれるような構成も素晴らしい一冊。(涌上)