1984年に当時大学生だった発行人により創刊され、11冊に別冊を加え全12冊刊行された本屋をテーマにしたミニコミ誌が三十年のときを経て合本となり復刻されました。ワープロ出力したテキストを図版と共に切り貼りしたレイアウトや裏表紙の広告なども当時のまま掲載。中央線沿線の本屋における雑誌のバックナンバー在庫状況をリスト化したり、新装した新宿紀伊国屋書店の各フロアを調査したり、荒俣宏のインタビューや安原顕の講演録なんかも掲載され、当時の書店状況データとしても貴重な資料として楽しめます。30年前の本屋事情を知ることで見えてくるものがきっとあるはず。厚さ2.5センチの大ボリューム。本屋愛好家は必見の一冊。
発行:どむか / A6判 / 約540P / ソフトカバー