商品名それがやさしさじゃ困る

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税込 1,980
(税抜¥1,800

商品番号 b_stu203

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"《人生を楽しむコツは「よいこと」を大切に後まで取っておかないこと。出合ったときにつかまえること。》大人はこの瞬間を見逃さないようにだけ腐心していればよい。教育のなかに、ありもしなかった自分の黄金時代を託し、子どもらの現在を嘆くのは、子どもの芽を摘むだけ。教育のほとんどの問題は、バランスを崩した大人たちの不安から生まれる。子どもに過剰な配慮をするより、ダラしない自分を晒し、こんなのでも生きていけると見せるほうがうんといい。"
- 鷲田清一(哲学者)帯文より

福岡を拠点に活動する教育者・作家である鳥羽和久さん。小中高生の学びに携わりながら、大人と子どもの関係に真摯に向き合い続けてきた二十年。本書は、子どもを取り巻く環境の変化をとらえつつも、変わらないものに目を向け、学校、親と子、勉強、受験、お悩み相談、「やさしさ」と「配慮」という大切なテーマを共有するもの。

いまは少子化社会。核家族も多いなか、手探りでの子育てのさなかにあって、それが子どもにどのような影響を与えるのかをつぶさに見つめ続けるのは容易ではないでしょう。家族のなかで、環境のなかで、子どもという存在へ向けられた善意や配慮。それは本当にやさしさなのか。子供は保護すべき大切な存在であり、大人は守る立場であると位置づけられるがゆえの葛藤や責任について、教育者の目を通して考えるための一冊。

収録された文章は、西日本新聞での連載を中心に、さまざまな媒体に寄稿された文章がセレクトされたもの。文章に寄り添う写真は植本一子さんが担当し、総じて現場の一途なまなざしと、子どもを信じる勇気がわいてくるような、頼もしくて心の通った本です。(原口)

鳥羽 和久(Kazuhisa Toba)
1976年 福岡県生まれ。2002年、大学院在学中に中学生40名を集めて学習塾を開き、以後、小中高生の学びに携わり続ける。現在、株式会社寺子屋ネット福岡代表取締役、唐人町寺子屋塾長、単位制高校「航空高校唐人町」校長、及びオルタナティブスクールTERA代表。著書に『親子の手帖増補版』(鳥影社)、『おやときどきこども』(ナナロク社)、『君は君の人生の主役になれ』(ちくまプリマー新書)、『「推し」の文化論│BTSから世界とつながる』(晶文社)、『光る夏旅をしても僕はそのまま』(晶文社)、編著に『「学び」がわからなくなったときに読む本』(あさま社)などがある。

植本 一子(Ichiko Uemotonto)
写真家。1984年 広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で優秀賞を受賞。下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げる。主な著書に『かなわない』『愛は時間がかかる』、写真集に『うれしい生活』、小説家・滝口悠生との共著『さびしさについて』などがある。主な展覧会に「アカルイカテイ」(広島市現代美術館)、「つくりかけラボ07あの日のことおぼえてる?」(千葉市美術館)。

著者:鳥羽和久
写真:植本一子
発行:赤々舎
サイズ:195mm x 148mm
その他:232p / ソフトカバー
ラッピングOK

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